瞑想で血圧や心拍数が抑えられる!? 瞑想の驚くべき効果とは

高血圧は心臓病や脳卒中の原因になる
「いつも血圧が高い」「脈が速くて動悸がする」このようなお悩みをお持ちではないでしょうか?
高血圧や心拍数が多い方は、自律神経である交感神経が優位になった状態です。交感神経が優位になったままで高血圧などが続けば、動脈硬化を引き起こして心臓病や脳卒中の原因にもなります。
高血圧は薬でコントロールすることが大切ですが、ヨガの瞑想でも血圧が低くなることがわかっています。今回はそんなヨガの瞑想の効果についてお伝えしていきます。
ヨガの瞑想の種類
ヨガは呼吸を整えながら、さまざまなポーズをとっていくエクササイズです。ヨガは主に3要素で成り立っており、Asana(からだの姿勢)・Pranayama(呼吸のコントロール)・Dhyana(瞑想)の3つです。
この中でも瞑想は、心を落ち着かせて無心になっていくことで、リラックスを図っていくものです。瞑想は、洞察瞑想・集中瞑想・自己超越瞑想に分けられます。
【洞察瞑想(open monitoring)】
洞察瞑想では、自分がいま考えていることや以前体験したこと、あるいは将来のことなどについて注意を向けていき、自分のあるがままの姿を観察していく瞑想方法です。
【集中瞑想(focused attention)】
集中瞑想とは、あるひとつの特定のものに集中することで、集中力を上げていく瞑想方法です。集中する対象は呼吸・からだ・音楽・景色・物体などさまざまです。
【自己超越瞑想(automatic self-transcending)】
自己超越瞑想とは、サンスクリット語である「マントラ」を唱えていきながら自己への認識を深めていく方法です。
瞑想は血圧や心拍数を減少させる
ある最新の研究によると、洞察瞑想と集中瞑想を行った人は心拍数が3~4回/分減少し、集中瞑想と自己超越瞑想を行った人は血圧が4~5mmHg低下することがわかっています。
また、集中瞑想を行う人はストレスホルモンが減少して、副交感神経が優位になることもわかったのです。これらの結果は、瞑想が体質改善になり、心臓病や脳卒中のリスクを減少させてくれることを示しています。
まとめ
ヨガの瞑想の効果についてまとめていきました。瞑想によって血圧や心拍数を抑える効果が期待できます。これは瞑想によって、リラックス効果が得られるためだと考えられます。気になった方はぜひ、ヨガを日々の生活に取り入れてみませんか?