【ヨガでうつ病対策】心を整えるヨガセラピーとは

2021.02.17 うつ・メンタル不調

現代のストレス社会ではうつ病が大きな問題になっており、日本ではうつ病の生涯有病率(これまでにうつ病を経験した人の割合)は37%だと報告されています。

心のトラブルは、決して他人事ではありません。

ヨガが、うつ病をはじめとする心のトラブルに良いという話を聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、心身の不調を抱える人のためのヨガセラピー(ヨガ療法)と、ヨガが心を健やかにする理由について紹介します。

 

ヨガセラピーとは?

ヨガセラピー(ヨガ療法)は、ヨガ使った健康法のことです。ヨガのポーズや、腹式呼吸、マインドフルネスを活用して、心身の不調を解消したり、健康を維持したりするために行います。通常のヨガが健康な人を対象としているのに対し、ヨガセラピーの対象は心身に不調を抱える人であり、無理なくリラックスすることを重視しています。

アメリカではヨガは医療を補助する健康法として普及しており、日本でも徐々にヨガの効果が注目され始めています。厚生労働省のホームページでも補完総合医療として紹介されています。

日本でも、精神科や不妊治療の病院・クリニックで一般患者さん向けにヨガセラピーの講座が開かれたり、看護師や介護士のストレス対策の研修で導入されたりしています。

ヨガセラピーは医療の代わりになるものではなく、治療の補助という役割ではありますが、うつ病やパニック障害の患者さんの改善例も報告されています。

 

ヨガセラピーはなぜ心に効く?

ヨガセラピーをするとマインドフルネスな状態になり、心を安定させることができます。

マインドフルネスとは「気づき」を意味する言葉であり、『良い・悪いなどの評価をしないで今この瞬間に集中すること』です。

ヨガセラピーは深い腹式呼吸をするためリラックス効果が高く、自分の健康状態に見合ったポーズを取るので無理なく運動不足を解消できます。

腹式呼吸やストレッチで心身の緊張をほぐしながらマインドフルネスを維持するので、ヨガセラピーを続けると自分の心の状態に気づきやすくなるのです。

 

ふつうのヨガも心に効く?

通常のヨガは、ヨガセラピーのもとになっているものであり、もちろん心身の健康効果を期待することができます。

通常のヨガもヨガセラピーも、深い呼吸やマインドフルネスを重視するため、継続するほど心が安定しやすくなります。

加えて、通常のヨガはヨガセラピーよりも運動量が多いため、基礎代謝のアップや美容効果も高まります。

 

まとめ

・ヨガを活用したヨガセラピーは、うつ病などの患者さんに対して日本でも注目が高まりつつある健康法

・ヨガセラピーでは深い呼吸やストレッチによりマインドフルネスを実践するため、自分の心の状態に気づきやすくなる

・ヨガセラピーのもとになるヨガは、心の安定効果に加えて運動・美容効果も高い

以上、ヨガセラピー、ヨガが心の健康に良い理由についてご紹介しました。心や体に病気をお持ちの方もそうでない方も、ヨガで心をリフレッシュされてはいかがでしょうか?

持病をお持ちの場合はヨガを取り入れる前に主治医に確認を取るようにしましょう。

 

参考文献:

厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』,「ヨガ」

一般社団法人日本ヨガメディカル協会,「医療とヨガセラピー」

・小口江美子,岡崎雅子,石野徳子,越川裕樹,『症例報告 薬物療法中のうつ病患者に対してヨーガによる運動療法が奏功した1例』,昭和学士学会誌第76巻第4号,p505-5132016

厚生労働省,『うつ病』

 

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