こどもや若者世代の不安やうつ病にもヨガは有効なの?

2021.02.03 うつ・メンタル不調

子どもや若者世代も不安やうつ病を抱えている

不安やうつ病は大人の病気と思われがちですが、実はこどもや若者世代にも多くみられる症状です。28才のこどもの6人に1人、1318才の若者の4人に1人は、不安やうつ病を抱えているといわれています。不安には恐怖や心配ごとなどが含まれ、うつ病では虚無感や悲しみなどを感じます。

不安やうつ病が長く続くと、心拍数が上がったり筋肉が常に緊張したりと、からだの不調が出てきます。さらに、成績の低下や不登校など学校生活に支障が現れはじめ、将来の就職や結婚などにもネガティブな影響をもたらす可能性があります。

また、いじめやSNSでの誹謗中傷などの社会問題や、新型コロナウイルスの影響で先行きが見えなくなっているなどの環境も手伝い、こどもや若者世代も、大人同様に不安を抱えてうつ病になりやすいといえるでしょう。

 

ヨガの効果

不安やうつ病への対処法の1つにヨガがあります。ヨガでは呼吸をしながらさまざまな姿勢をとっていき、からだと心をリラックスさせていきます。

人は、悩みや不安があるときには「将来どうしよう」とか「なぜあんなことをしてしまったんだ」と未来や過去の出来事に注目しがちです。しかし、ヨガでは自分のからだや呼吸に意識を向けていくので、「今、ここ」に注目できます。

このように、ヨガは頭の中の思考を不安や抑うつ状態から一時的に切り離してくれるのです。したがって、ヨガは不安や落ち込んだ気分を和らげてくれるといわれています。

この「今、ここ」に集中することを、瞑想またはマインドフルネス効果と呼びます。

 

ヨガはこどもや若者世代にも有効なのかどうか

ヨガは大人がしているイメージがありますが、こどもや若者世代にも有効なのでしょうか?

ある研究では、不安やうつ病を抱えているこどもや若者世代にヨガを行なってもらったところ、約70%の人に何らかの改善がみられることが明らかになっています。

うつ病にまでなってしまうと、改善効果はわずかな値にとどまるのですが、うつ病になる前の「不安」という状態に対しては、ヨガは大きな改善効果を発揮することがわかっています。

ヨガの中でも「Savasana(シャバーサナ)」と呼ばれる、あお向けになって自分の呼吸に意識を向けるポーズが不安に対して効果が高いです。「Savasana」が有効な理由は、瞑想やマインドフルネス効果により、頭の中をリラックス状態にもっていけるからではないかと考えられています。

 

まとめ

ヨガは、こどもや若者世代の不安やうつ病に有効です。瞑想またはマインドフルネスによって「今、ここ」に注意を向け、不安や落ち込んだ気持ちを和らげていきましょう。

ヨガは、教室・スタジオ・サロンなどいろいろな場所で行われています。最近ではDVDやオンラインヨガも行なわれているので、自宅でも実践しやすくなっています。ぜひ自分に合った方法を見つけて、ヨガを行なっていきましょう。

 

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